俺はラップの発音の崩しって
「クロッキー」とか「デッサン」に近いことだと考えてます。
クロッキー
デッサン
基礎練習のひとつですよね。
続けたぶんだけ身体に染み付く。
始めのうちは無駄な線も多いけれど、
回数を重ねるごとに見たモノの形を描写するのが上手くなっていく。
喉の形、口の形、歯の並びも舌の長さも皆違うから、
必ずしも正しい日本語の発音がその人にとってラップしやすい発音、
ってわけじゃないんですよ。
だからこそ一度日本語を崩して、色んな発音でラップして、
自分の声質と滑舌にあった発音を探すのが面白い。
得意な発音を探して言葉の選び方を工夫するのはもっと面白い。
俺はもう「し」を「すぃ」とは発音しません。
「た」を「つぁ」と発音しません。
(↑どっちも1stの時にやってた)
自分の中の「カッコいいラップの発音」と、
「自分に向いてる発音」の折り合いが見えてきた頃、
両方ともわざわざする必要の無い発音だった
と気付いたのでやめました。
(以前よりも、分かり易く人に伝えたいって強く思うようになったのもあるけど)
話が逸れますが
自分がダサいと思うからやらない発音ってのもあります。
「~~てる」を「てぅ」とか笑
よくネットで目に付く音源とかで、
「あ~崩すこと自体がカッコいいと思ってるンだろうな~~」
みたいなフロウの人を聴いちゃってイライラします。
別にトリップに快感を感じてないのに
ステータスとしてドラッグやってる人みたいな。
身体に染み付いてない崩しは文字通りただの崩れなんで
発音障害と思われちゃいますよ。
スタイルと言うよりは通過点だと思ってたほうが良いと思います。
ピカソだって最初っからメチャクチャな絵ばっか描いてたわけじゃなくて
きちんとした基礎があるんだし。
俺にとってラップは感情表現でもありますけど、
カッコよさの追求ってのが一番です。
ラップがダサいのは生き恥。
みんなでカッコよくなりましょう。的な
それじゃあ。
peace out, bitches
0 件のコメント:
コメントを投稿